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長谷川春子作挿絵の原画及び素描とは

長谷川春子作挿絵の原画及び素描とは、中央区が所蔵する挿絵原画と素描をまとめた文化財です。作者は、日本橋区の旧町に生まれた作家の妹で、絵画や挿絵、随筆まで手がけた表現者でした。資料名は少し長いですが、印刷前の絵の原資料を指すと考えると入りやすいでしょう。

印刷物の裏側に残る297枚の画稿

中央区公式では、この資料を挿絵原画87枚と素描210枚、合計297枚の区民有形文化財(絵画)として紹介しています。所在地は新富一丁目の郷土資料館。まとまった点数で残るため、1枚の完成画だけでは見えない制作の流れも追いやすい資料です。

作者は姉に才能を見いだされ、鏑木清方に日本画、梅原龍三郎に洋画を学びました。姉が主宰した雑誌『女人藝術』では美術部門も担当。文学と美術が近い距離で結びついた日本橋ゆかりの資料として見ると、ただの挿絵集以上に面白くなります。

日本橋トピック♪完成前の線が残るから、制作の気配まで読める

本に印刷された挿絵は読者の目に触れますが、その前段階の原画や素描は残りにくい資料です。中央区が所蔵する297枚には、新聞小説の挿絵原画だけでなく、単色線で形や陰影を描いた素描も含まれます。完成した絵だけでなく、構図を考える途中の手つきまで見えるところに、この文化財の静かな価値があります。資料の見方を変える小さな入口です。

長谷川春子作挿絵の原画及び素描に関するよくある質問

挿絵原画と素描は同じものですか?
同じではありません。挿絵原画は印刷物になる絵のもと、素描は形や陰影を線で試す下描きに近い資料として読むと理解しやすいです。
長谷川春子と長谷川時雨はどんな関係ですか?
長谷川春子は、作家・長谷川時雨の妹です。時雨が春子の絵の資質を見抜き、画業へ進む後押しをしたと中央区公式で紹介されています。

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