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為替バンク三井組柱頭とは

為替バンク三井組柱頭とは、1874年(明治7年)に駿河町、現在の日本橋室町二丁目に建てられた銀行建築「為替バンク三井組」の列柱上部を飾った部材で、中央区登録の区民有形文化財です。建物は残っていませんが、欅で造られた柱頭1点が明治初期の和洋折衷建築を伝えています。

1874年の銀行建築から残った1点

為替バンク三井組は、三井組が発注し、清水店の二代店主が設計・施工した木造3階建ての建物です。土蔵造りを基礎にしながら、屋根の鯱、アーチ形の窓、ポーチやベランダの列柱に洋風の意匠を取り入れた、当時を代表する擬洋風建築。

1876年(明治9年)に三井銀行が営業を始め、建物が使われたのは1897年(明治30年)まで。旧三井本館への建て替えで解体された後も装飾部材の一部が保管され、そのうち柱頭1点が2013年4月1日に文化財登録されています。現存する三井本館の一部ではありません。

西洋の石造意匠を木で表した柱頭

柱頭とは、柱のいちばん上で梁などを受ける部分。この資料は上部径66.9センチメートル、下部径33.3センチメートル、高さ44.8センチメートルで、コリント式に特徴的なアカンサスの葉飾りが彫られています。

石造建築の形を木材で写すだけでなく、彫刻の刀痕まで残っているのが見どころ。西洋の様式を日本の木造技術へ置き換えた工夫を、建物の一部分から読み取れます。

日本橋トピック♪アカンサスの葉を欅に彫ったのはなぜ?

コリント式の柱頭は、古代ギリシャ以来のアカンサスの葉飾りで知られる様式。為替バンク三井組では、その西洋的な形を欅に彫刻しました。石の建築をそのまま移すのではなく、木を扱う職人技で再構成したところに、文明開化期の建築らしさを感じられるでしょう。

為替バンク三井組柱頭に関するよくある質問

「為替バンク」は現在の銀行名ですか?
いいえ。1874年に三井組が建てた銀行建築の名称です。1876年からは、この建物で三井銀行が営業しました。
建設地の駿河町は現在のどこですか?
現在の中央区日本橋室町二丁目1番に当たります。為替バンク三井組柱頭の現在の所在地とは異なるため、混同しないよう注意が必要です。

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