旧本町三丁目とは
旧本町三丁目とは、江戸・東京で薬種問屋が集まった本町三丁目を、現行町名と区別して呼ぶ歴史地名です。薬種とは薬の材料のことで、この一帯は各地の薬種が集まり、取引される市場として栄えました。
現在の本町三丁目だけではない
中央区は歴史的な本町三丁目を、おおむね日本橋室町二丁目4番・三丁目3番、日本橋本町二・三丁目各1番に当たると説明しています。現在の日本橋本町三丁目だけを指すわけではありません。
旧本町三丁目を中心とする周辺には薬種問屋が軒を連ね、江戸から東京へ続く薬種の集散市場が形成されました。関東大震災や空襲で町割りや街区は変わりましたが、取引の歴史は東京薬事協会所蔵文書40点が今に伝えています。
なお、和薬種改会所が置かれたのは旧伊勢町の一角です。旧本町三丁目に隣接していた場所で、同じ町内ではありません。
日本橋トピック♪1853年の薬の取引ルールには何が書かれた?
東京薬事協会が守ってきた嘉永6年(1853年)の「定」には、毒薬・贋薬・疑わしい薬種の売買禁止など7カ条が記されています。薬の品質と信用を守ろうとした問屋仲間の姿が見えてくるでしょう。
関連用語
旧本町三丁目に関するよくある質問
- 和薬種改会所は何をした場所ですか?
- 和薬種の真偽と品質を検査した機関です。享保7年(1722年)から元文3年(1738年)まで、旧本町三丁目に隣接する旧伊勢町の一角に置かれていました。
- 薬祖神社は旧本町三丁目にあったのですか?
- 中央区は、薬祖神社の旧地に関わる和薬種改会所を旧伊勢町の一角に位置づけています。旧本町三丁目とは隣接関係で、同じ町内とは説明されていません。

