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日本橋野村ビルディング旧館とは

日本橋野村ビルディング旧館とは、東京都中央区日本橋一丁目に立つ、1930年(昭和5年)竣工の中央区指定有形文化財です。重厚な外観の中に、昭和初期の銀行建築と日本橋の変化を伝えています。

一棟に見えて三つの時代が重なる

日本橋野村ビルディングは、一続きの大きな建物に見えます。しかし、実際は1930年の旧館、1959年の本館、1981年の新館をつないだ構成で、文化財に指定されているのは旧館だけ。

旧館は鉄骨鉄筋コンクリート造の地上7階・地下2階建て。安井武雄が設計し、外観は石張りの基壇部、縦長窓が並ぶ中層部、装飾を加えた上層部という三層構成です。すぐそばの日本橋川沿いには滝の広場があり、日本橋との位置関係も確かめやすいでしょう。

銀行からホテル、証券会社へ

当初は野村銀行の建物として建てられました。戦後の連合国軍による接収期を経て、1953年からは野村證券本社として使われます。建物は同じでも、街や経済の状況に応じて役割を変えてきたことが、旧館の大きな見どころの一つ。

再開発では外観を受け継ぐ計画

旧館を含む一帯では、日本橋一丁目中地区の再開発が進められています。事業者は2021年12月に旧館の外観を保存・活用する方針を公表し、2026年4月には低層部を商業施設として再生する計画を明らかにしました。歴史的な外観を残しながら使い方を更新する計画であり、完成後の姿は事業者の公式案内で確認しておきたい点です。

日本橋トピック♪銀行の建物がホテルになった時期がある?

中央区の文化財解説によると、旧館は連合国軍に接収されていた時期に「RIVER VIEW HOTEL」として使われました。日本橋川に近い立地を思わせる名で、銀行建築としては意外な経歴です。

日本橋野村ビルディング旧館に関するよくある質問

日本橋野村ビルディング旧館はいつ文化財になりましたか?
2018年4月1日に中央区指定有形文化財となりました。種別は建造物で、指定されている員数は1棟です。
滝の広場とはどのような位置関係ですか?
滝の広場は、旧館のすぐそば、日本橋のたもとで日本橋川に面した広場です。旧館の外観と日本橋川を続けて見る街歩きの目印になります。
建物の中を見学できますか?
中央区の文化財情報には、自由な内部見学の案内はありません。再開発中のため、外観を見る場合も現地の通行案内に従いましょう。

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