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用語 街・地名

日本橋通とは

日本橋通とは、日本橋の南側にのびる東海道の起点の本通り(現在の中央通りの一部)につけられた旧町名です。読みは「にほんばしとおり」、別名は「日本橋通町」。日本橋から京橋へ向かって、通一丁目から四丁目まで続く江戸屈指の商業の一等地でした。

橋の「日本橋」とは別物

まず押さえておきたいのが、橋そのものの「日本橋」との違いです。日本橋通は、その橋の南からのびる通り(街路)につけられた町の名を指します。今の地図でいえば中央通りの一部にあたりますが、現在の正式な住所としては残っていません。「日本橋を渡る」と「日本橋通を歩く」では、指しているものが違うわけです。

大店が軒を連ねた目抜き通り

この通りは、東海道の起点となる区間。京都へとつながる街道の出発点であり、人と物が集まる別格の場所でした。沿道には呉服の白木屋をはじめ、醤油・紙・お茶・両替商など、堂々とした構えの大店がずらりと軒を連ねていたと伝わります。元禄のころの古い江戸図には、単に「南」とだけ記されることもありました。中通りに対する「大通り」という意味合いだったのでしょう。

今は日本橋一〜三丁目に

日本橋通という町名は、1973年(昭和48年)1月1日の住居表示で消滅し、現在の日本橋一〜三丁目に編入されました。町名としては姿を消しましたが、通りの活気そのものは中央通りに受け継がれています。

日本橋トピック♪通りの名が、そのまま町の名になった

多くの町名が地形や施設、人名などに由来するなかで、日本橋通は「通り(街路)そのものの名」がそのまま町名になった珍しい例とされています。江戸の人々にとって、この目抜き通りに面していることが、それだけの誇りだったのでしょう。その心意気は、今もバス停の名「通り三丁目」にひっそりと残っています。街を歩いて見つけると、ちょっとうれしくなる名残です。

日本橋通に関するよくある質問

日本橋通と中央通りは同じものですか?
重なる部分が多いですが、まったく同じではありません。日本橋通は江戸から続いた旧町名で、その範囲はおおむね現在の中央通り(日本橋〜京橋)の一部にあたります。
日本橋通の名残は今も見られますか?
町名としては1973年に消えましたが、バス停「通り三丁目」にその名が残っています。沿道の中央通りには今もデパートや老舗が並び、目抜き通りの活気が続いています。