江戸前穴子とは
江戸前穴子とは、江戸の海で親しまれてきた穴子を、煮る・焼くといった江戸前の仕事で仕上げる料理です。にぎりずしの煮穴子や、香ばしく仕上げる焼き穴子として味わわれ、日本橋の食文化にも根づいています。
「江戸前」は産地だけを指す言葉ではない
国立国会図書館によれば、「江戸前」は江戸城前の海や川でとれる魚を指した歴史的な言葉。農林水産省の解説では、屋台文化の発展とともに、江戸特有の調理法や流儀まで含む言葉へ広がりました。
そのため、料理名としての江戸前穴子を「東京湾でとれた穴子だけ」と決めつけると、意味を狭めてしまうでしょう。日本橋玉ゐも、日本近海から季節に合う天然穴子を選びながら、江戸前の食文化として提供しています。
煮上げと焼き上げで表情が変わる
日本橋玉ゐの「箱めし」では、やわらかさを引き出す煮上げと、香ばしさを楽しむ焼き上げを案内しています。同じ穴子でも、ふんわりした食感と焼き目の香りという違いが生まれる仕立てといえるでしょう。
江戸前寿司の煮穴子は、魚をそのままのせるのではなく、火を通して味を含ませる仕事の代表例。日本橋魚河岸やにぎりずしの歴史とつなげて読むと、穴子が江戸前を語る一品である理由も見えてくるでしょう。
日本橋トピック♪穴子の旬は日本列島を移動する?
日本橋玉ゐは、穴子の旬が春の瀬戸内、初夏の江戸前、晩夏の常磐・仙台、冬の対馬へ移ると案内しています。「江戸前穴子」という名前でも、季節に合う日本近海の産地を選ぶ専門店ならではの考え方。
江戸前穴子に関するよくある質問
- 江戸前寿司の穴子は生のまま握りますか?
- 江戸前寿司では、穴子に火を通し、煮穴子として握る方法が知られています。魚を生のままのせるのではなく、やわらかさと味を整える江戸前の仕事の一つです。
- 日本橋玉ゐの本店はどこにありますか?
- 日本橋玉ゐ本店の公式案内では、所在地は東京都中央区日本橋2丁目9番9号です。昭和28年(1953年)に酒屋として建てられた日本家屋を活用した店舗で、公式サイトから営業案内も確認できます。

